来月3歳になる男の子のケースです
もともとは言葉の遅れを心配しての来院
確かに心配になりますよね
はこのケースでは
【言葉が出るきっかけを作ろう】
をベースに運動発達からアプローチを行いました
最初に気になったたのが
飛び降りれるけど、ジャンプできない
これには、耳の中にある加速度センサー
【球形嚢】と【卵形嚢】が関わってきます
特に球形嚢は重力方向(上下方向)のセンサーとして働くため
このセンサーが上手く働かないと
まっすぐ見た視線を境にして
【上の世界】
と
【下の世界】
を上手く認識できない可能性があります
飛び降りれるけど、ジャンプしないのは
下の世界は知っているけれど、上の世界はまだ知らないのかも知れません
そのため、このケースでは縦方向にアプローチを行ってきました
そしてアプローチを始めて1か月半
祝!ジャンプ会得(・∀・)
これが早いか遅いかはわかりませんが、個人的にとても嬉しかったわけです
で、ここからが興味深いんですが
今まで前庭動眼反射が出ていなかったんですが、ジャンプができるようになったら
前庭動眼反射も現れました
※前庭動眼反射
図、つねぴーブログ様より http://tsunepi.hatenablog.com/
まっすぐ見たまま首を動かせる、首を動かしても視点を維持できるシステムです
で、これが出ると何なのか
ってよりかは、これが出ないと目が回りません
こどもがクルクル回るのは、ここに刺激を入れて強化しようと言うセルフエクササイズなわけです
なので、この反射が上手く身に付いていないと
目が回りません
人間クルクル回ったら、目が回るのが普通です
ところがこのケースの子も全然目が回らないんですね
なので、次は目が回るように特訓です(‘ω’)ノ
ちなみに目の回し方は
回る椅子に座らせて
約2秒に一回ペースで10回転
その後すぐ上を向かせて目を覗きます
目が回っていれば、眼振が起こります
(左右にピピッと素早く目が動いてるはずです)
これが起こらなければ、目が回っていません
目が回ってなくても問題にはなりませんが
発達に遅れがあって、なおかつ目が回っていなかったらアプローチしてみるのも良いかもしれません^^