どこの先生方も、学んできた知識と技術で一生懸命、治療にあたられているかと思います
ところが、逆に壊してしまったり、利益優先ともとれる治療院さんの話を聞くことも多いです(残念ですが…)
今回は、そんなクライアントさんが数例続いたのでちょっと書いてみます
お一人目
50代男性
交通事故以来、肩の調子が悪く、最近痛みが強く感じたため接骨院へ
治療としてはマッサージ的?な感じでぐいぐい押されたとの事でしたが、治療後に増悪
肩が上がらなくなってしまい、ご紹介で来院
所見:
事故によるダメージなのか、廃用性のものなのか関節に拘縮を感じる
各検査の結果、長胸神経の障害を疑う
施療:
関節の動きをよくするために、スペンサーテクニック
長胸神経のアプローチとして、頚椎の調整、鎖骨骨膜の平滑化テクニック、長胸神経マニピュレーション
大まかにこの流れで、先日4回目に日常での痛みはほぼ0に
考察:
拘縮が疑われるのに、表面的なマッサージで良くなるとは考えられません
この場合は神経障害も疑われたため、よりその傾向は強くなると考えられます
いずれにせよ、きちんとテストを行って要因の予想を付けなければいけませんね
お二人目
40代男性
以前痛めた肩の痛みが強くなったため、近くの鍼灸院へ3か月通院
多少の軽減はあるが、よくならないため当院へ
所見:
肩外転90°でロック・疼痛・ハードエンドフィール → 関節が衝突してますなあ
ここでピン!と来て
背中のあそこら辺をチョコチョコと…
吉田
「はい良くなった~笑」
患
「うわっ!マジか~笑」
と、うまいこと行きました
開始数分で、8割軽減
3か月分が数分で笑
ボクの知人の著名な鍼灸師←ここ重要、が以前こんなことを言っていました
「関節障害があると、鍼だけではなかなか難しいからカイロプラクティックの勉強をしている」と
通われていた鍼灸院の先生は柔整師の資格もお持ちの様だったので、もう少しできたのではと思いますが
毎回同じ治療をされていたとお話しされていました
鍼を打って、電気を掛けて、マッサージをして、骨盤?をボキッとされる × 3か月
途中で治療方針の間違いに気づかないのかな?
考察:
パターン化している治療院の治療には気を付けて(‘ω’)ノ
しかも羨ましいほど、高額治療の治療院でした笑
三人目
40代女性
2年前に転倒し肘を複雑骨折
その後から、上肢の神経痛に悩まされている
病院ではなかなか神経は良くならないから、気長に治してと言われた
病院のリハビリに通っているが全然よくならず、ご紹介で来院
2度ほどみさせていただきましたが、全く変わらず汗
と言うか、明らかにケガの部分がおかしいため、セカンドオピニオンを勧める
そしたら、手術後の骨の癒合が上手く行っていない事が判明(クライアントさんのご説明では)
偽関節と言う事でしょうかね?
という訳で、セカンドオピニオン先の医療機関で再検査と言う事になりました
考察:
疑わしい場合はセカンドオピニオンも大事
焦らず治療にあたるのはいいと思いますが、何の変化も無いのはおかしいかもしれませんよね?
と、今年に入って立て続けだったので書いてみました
でも気を付けて書かないと悪口と愚痴になってしまいますね、何度か書き直してしまいました
一人ひとりをしっかり見ていれば、それぞれの所で完結しているはずなのに、なんだかな~と
当院がなんでも出来るわけではありませんが、最低限、前に進んでいけるようなカイロプラクティック・ケアを行いたいと思っています