ここ最近、神経絞扼と思われる痛みで来院される方が立て続けに来院されました
神経絞扼とは名前の通り、神経が締め付けられている状態のこと
絞扼性障害とは?
絞扼性神経障害の症状,原因と治療の病院を探す | 病院検索・名医検索【ホスピタ】 (hospita.jp)
より
神経絞扼の程度によってですが、強い痛みを起こす事もあるので病院を受診される事が多いです
最近、来られた方はいずれも整形外科の受診をしており、以下のような症状と診断をいただいています
・左腰~左殿部、左下腿のくるぶしの周囲の痛み・痺れ:腰椎ヘルニアの診断
・左殿部にかなり強い痛みで座っていられない、合わせて左鼡径部に痛み、左下腿に張り:腰椎の狭窄による神経障害の診断
・右股関節にかなり強い痛み:変形性股関節症の診断
・右肩甲間部から上腕外側の慢性で強い痛み、右小指側の痺れ:頚椎の狭窄による神経痛の診断
これらをカイロプラクティック的にテストしてみたら、どれも神経絞扼かな~?と言う結果が出ました
※あくまでもカイロプラクティック・テストによるもので、ドクターの診断を否定するものではありません
カイロプラクティックでは、腰椎ヘルニアのような脊椎病変がある場合、一般的にその脊椎に対するケアは禁忌になります
そのため、相対的禁忌としてその部位のストレスを解放するような手法をとります
メモ
ヘルニアですと伝えて、
「この骨が~ボキッ」なんてやるのはカイロプラクティックでは通常ありえないので、その時は違う治療院へ行きましょう
と言う事で行ったのが、絞扼されているであろう部位の調整
先ほどの例では
※()内は主に使用したテクニック
・左腰~左殿部、左下腿のくるぶしの周囲の痛み・痺れ
⇒小殿筋の調整(カウンターストレイン)
・左殿部にかなり強い痛みで座っていられない、合わせて左鼡径部に痛み、左下腿に張り
⇒上殿皮神経の調整(末梢神経マニピュレーション)
・右股関節にかなり強い痛み
⇒陰部大腿神経の調整(末梢神経マニピュレーション)
・右肩甲間部から上腕外側の慢性で強い痛み、右小指側の痺れ:頚椎の狭窄による神経痛の診断
⇒第二肋骨の排気障害(スティルテクニック)
これらでそれぞれ好転が見られました
上の2例は継続して通院されているので、もう痛みはかなり良くなっておられます
この方々は、画像診断で器質的な問題が見つかっているため、実際に骨格的には障害があるのだと思いますが、
痛みの本質がそこにあるのかどうかはわかりません
カイロプラクティックでは、各種テストを用いてどのように痛みが生じているのかを『見つけ出すこと』に注力します
その部位が、実際の画像上の問題とは異なると言う事はよくよく起こります
医療機関での診断とそれに応じた治療でなかなか上手く行かなかった際は、一度カイロプラクティックで相談してみるのも良いのではないでしょうか?
その代わり、良い先生にかかってくださいね
なんなら、ボクもそこそこ出来ますよ笑
テクニックの参考文献