以下は、カイロプラクティックにおける検査・判断によるレポートとなります。
また、クライアント様から了承を得たもののみ掲載させていただいております。
40代 男性
主訴:右の臀部から下腿にかけての痺れ
副訴:慢性腰痛
約1年ほど前に急性腰痛、約1か月前から右足の痺れが酷くなり、靴下も履けない。
整骨院へ通ったが良くならず、整形外科を受診したら腰椎椎間板ヘルニアと診断。特に整形では治療は必要無必要ないとの事で来院。
ヘルニアの位置は分からない。
既往歴:扁桃腺手術、高血圧、高尿酸値、脂肪肝
検査
右L5ミオトーム(-)
左ATR(-)
スランプ8(R+)
ここまでの検査でL4/5左外側ヘルニアと予想し、右の椎間孔へのアプローチを考えた。
試しに、L4をファンクショナルメソッドを用いリリースしたところ、上記検査に好転が見られた。
右大腰筋筋力弱化
SLR40°
施療
L4リリース
上殿神経へ末梢神経マニピュレーション
腎臓へ内臓マニピュレーション
坐骨神経へ末梢神経マニピュレーション
施療後の検査と考察
検査上の問題は、ひとまずすべてクリア。
ご本人も「靴下が履ける」とお話しされていました。
カイロプラクティックは保険適用外のため、医師より腰椎椎間板ヘルニアの診断が出ている以上、その部位への直接的なアプローチは出来ません。
今回は、そもそもが高尿酸値に見える慢性的な腎臓機能の低下による大腰筋の弱化と、それによる腰痛。
腎臓機能の低下と腰部筋緊張で生じた椎間孔の狭窄による坐骨神経痛と考えました(椎間孔障害様の)。