カイロプラクティックは、1895年にD.D.パーマーによって創始されたヘルスケアで、
アメリカを中心に世界80カ国以上で行われています。
多くの国で法制化がなされておりますが、日本では法制化はされていません。

カイロプラクティックの「カイロ」はギリシャ語で「手」、プラクティックは「技術」を意味します。

筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職であり、関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を含む徒手治療を特徴とし、特にサブラクセーション(神経系の働きを妨げ、生理学的変化を起こす因子)に注目する。

カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン
https://www.jac-chiro.org/whojpnguide.pdf

 

カイロプラクティックは身体の構造(特に脊椎)と機能に注目した専門医療です。カイロプラクティックの施術法は、施術者によって様々ですが、主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、ゆがみの矯正、痛みの軽減、機能改善、身体の自然治癒力を高めることを目的としています。

厚生労働省「統合医療」情報発信サイト
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c02/04.html

カイロプラクティックは神経系の異常を取り除くために脊椎の調整を主とした介入を行ってきましたが、医学の発展は目覚ましく、近年は様々な分野の研究や科学の進歩により体表からの刺激が神経や体液を介して、身体に色々な変化を生じさせることが分かってきています。カイロプラクティックもその影響を受け、もっと広い視野で身体症状を捉えるようになり、脊椎の調整だけでなく神経生理学を生かした弱い力で施術を行う、必要な神経刺激を用いて神経機能を整える、神経生理の正常な活動のために食事指導を行うなど、様々なテクニックや手法が用いられています。

当院のカイロプラクティックも近年の医学的な発展に応じて、常に最新の理論やメソッド、テクニックを取り入れ、身体的な負荷が少なく、より早期の復調をサポートできるものとなっております。また、カイロプラクティック以外にもオステオパシーや整体のテクニックも学んでおり、状態に応じたテクニックと生活指導を行っております。

 

落合カイロプラクティックで主に用いているアプローチの一部をご紹介します。

アプライド・キネシオロジー(AK)


1964年にジョージ・グッドハートD.C.によって創始されました。筋力低下を評価基準として、身体に隠された不調の原因を探り、アプローチを行います。アプローチ方法として、アジャストメント(脊柱の調整)、神経リンパ反射・神経血管反射などの反射点への刺激、エクササイズなど様々が用いられますが、当院では主に検査法として用いています。

機能神経学(FN)

理学検査や神経学的検査などを通して、身体に表れている不調の原因を、脳の機能的側面や神経的な側面から判断し、状態に応じた施術や神経エクササイズ、運動エクササイズを行い健康な身体を目指します。

オステオパシー

オステオパシーはテクニックではなく、カイロプラクティックと同じく医療体形の一つになります。カイロプラクティックは脊椎を中心とした身体評価から始まりましたが、オステオパシーは全身からの評価を行います。
カイロプラクティック同様、様々なテクニック体形がありますが、当院ではAK・FNと親和性が高い【内臓マニピュレーション】【頭蓋仙骨療法】を多く用いています。

その他

カイロプラクティックや徒手療法のカテゴリーに関わらず、様々なテクニックや理論を学んで来ました。現在【分子栄養学】【機能性医学】などを栄養・食事指導として、【リズミック・ムーブメント】【ブレインジム】【ビルディング・ブロック・アクティビティ】などをホームエクササイズやセルフケアとして用いています。